おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち 都築響一 ROADSIDE LIBRARY vol.003 

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これは「エロの昭和スタイル」だッ!


都築響一の(品切れになったままの)過去の著書や
本になるべきなのに、誰もしようとしなかった作品を電子書籍でお届けする
プロジェクト『ROADSIDE LIBRARY』第3弾 『おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち』!!

平成元年(1989)に廃業した北九州市若松のグランドキャバレー・ベラミの昭和34(1959)年から続く30年歴史と、そのステージを飾った踊り子や芸人たちの写真コレクションである。
数にして約1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載、前の2冊を超えて2ギガバイト!

(かつては従業員寮だった)ベラミ山荘をFさんが買ったとき、家の中にはさまざまな生活用品から、かつての住人たちの個人的な手紙類まで、膨大な量の物品がそのまま残されていた。キャバレーの備品もたくさんあって、半分途方に暮れながら整理していたところ、写真アルバムや店のマッチといった備品に混じって段ボール箱があって、開けてみたら写真プリントがぎっしり詰め込まれていた。

それはキャバレーのステージを飾った歌手や踊り子、芸人たちの宣伝用写真(ブロマイド)だった。
ほとんどがモノクロームのその写真には、精一杯の笑みやお得意のポーズを決めた、タキシードから半裸まで衣装もさまざまな女たちや男たちがいた。安っぽいプリントから生バンドの音楽や、ホステスの香水や、カクテルやタバコの匂いがムワッと立ち上ってくるようだった。いまから50年も前のことなのに。

段ボールから出てきた写真は、数えてみると約1400枚にのぼった。その1枚ずつをスキャンし、裏に書かれた名前を写していく。それは1960年代の夜へと続くタイムトンネルだった。

写真に写っているのは9割方が女たちで、それは時にドレスや着物をまとっていても、ごく少数の歌手や漫才をのぞけば、演じるのが「ヌードダンス」だからである。なかには名前とともに「ピンクヌード」「外人ヌード」「日劇スター」といった特長(?)や、「キャンドルヌード」「夜光ラクガキショー」「金粉ショー」「トップレスシンガー」「コミカルポルノ」「スネークベッドショー」などなど、印象的なキャッチフレーズを冠したダンサーもいて、いったいどんなワザが舞台で繰り広げられていたのか、気になってしかたがない。

なのに彼女や彼たちのことは、数人の歌手以外には、ネットで検索したくらいではひとりもヒットしない。こんなにも無名の踊り子たちがいて、日本各地にあった無数のキャバレーで、音楽と男の視線と酒とタバコの匂いに夜ごと肌をさらし、スポットライトを浴びていたのかと思うと、そしてその記録がまったく残されないままキャバレーとともに消えていったのと思うと、胸が締めつけられるようでもある。ほんのわずかな年月のうちに、僕らはどれほどの記憶を失ってしまったのだろうか。

(序文より)

さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像も、動画ファイルとして付属。
昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず!



PDFフォーマット  全1409ページ(2.0GB)+動画3本(300MB)
特製カード型USB

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